相続手続きの相談先について
インターネットで、例えば「千葉市 相続手続き」や「千葉市 司法書士」と検索すると、相続の手続きをサポートする銀行、司法書士、行政書士、税理士など、たくさん表示されると思います。
「スポンサー」や「広告」と表示されているのは、インターネット広告を出しているページです。
それ以外のページは何らかの要因で順位付けされているそうですが、ページを見てもどう選んだらよいか迷うと思います。
そこで、はじめに各種士業、紹介業者など相続の相談先の相違について簡単にまとめてみました。
相続手続きの相談先一覧
タップで拡大できます。
相続手続きを依頼するのであれば、おおむね次のとおりになります。
1相続分に関する争いがあり、相続人の間で話がまとまらない場合は弁護士
2相続財産に不動産がある場合は司法書士
3相続税の申告が必要な場合は税理士
4インターネットを用いた相続手続きのサービス提供会社は、料金は比較的低めですが、相続手続きを自分で行う方向けに特化しています。
※自分で手続きを行うサービスでは、法的サポートを受けたり手続きに関する相談をすることはできませんし、サービスを希望する場合は、料金が変わってくると思いますのでご注意ください。
※法務局への登記申請手続きを自分で行うサービスの場合、何度も法務局に出向くリスクがある、手続きの説明を受けることができないなどの点に注意が必要です。
司法書士に依頼する場合はどう選ぶ?
ここからは、司法書士に相続手続きを依頼する場合について、解説していきます。
司法書士事務所の場所
原則として、相続手続きに関しては全国どこの司法書士でも対応可能です。
しかし、ご自宅や職場から近くの場所の司法書士事務所のほうが、何かと便利がよいかもしれません。
不動産など相続財産の場所
相続財産の不動産のある場所や、預貯金がある金融機関の本店の場所は遠方でも、司法書士の事務手続き上ほぼ関係がありません。
遠方にある法務局に申請が必要な場合でも、ご自身のお近くの司法書士がきちんと手続きを進めてくれます。
なお、遠方の法務局への交通費を請求することはありません。
相続手続代行の契約までの流れ
面談の予約
面談日時や場所を電話やメールで予約します。
最近はSNSやLINEで相談予約できる事務所もあります。
無料相談を行っているかについても確認できます。。
ご面談日当日
事務所、ご自宅などで直接、またはzoomなどで面談を行いお悩みなどを司法書士がお伺いします。
あわせて、必要な手続きの提案、費用、登録免許税等の実費についてご説明します。
※相談料ですが、有料相談の事務所もありますし、初回無料相談を行っている事務所もありますので、予約時にご確認ください。
ご契約
ご提案内容や費用について納得がいくようでしたら、ご契約になります。
相続手続きは、時間を要しますので、後のことも考えて業務委託委任契約をきちんと締結されても良いかもしれません。
相続手続きの費用について
相続手続きの費用は、ケースバイケースですが、不動産があるのに行政書士に依頼する、争いがないのに弁護士に依頼するという場合は、料金は高めになることが多いと感じます。
なお、司法書士に依頼する場合、次のような内容によって費用が異なってくることがあります。
- 自分で戸籍や遺産分割協議書を作成し、司法書士に不動産の相続による名義変更登記のみを依頼する場合
- 戸籍の収集、遺産分割協議書の作成など、不動産の名義変更に必要な手続きをすべて依頼する場合
- 金融機関の口座に関する相続手続きも依頼する場合
- 相続人の数が多い、不動産の数が多い、何か所もの法務局に申請する必要がある場合
最終的には、相続手続きに要する費用はご面談時に確認のうえご自身でご判断いただくことになります。
なお、戸籍の取得に要した費用、預金残高証明書取得に要した費用、法務局に納める登録免許税などの、いわゆる実費は別途必要になるのが一般的です。
※相続税の申告手続きを依頼する場合は、別途税理士に費用を支払う必要があります。
当事務所の相続手続きサポートについて
当事務所では、ご相談者様のお話をしっかりとお聴きし、戸籍の収集、遺産分割協議書の作成、登記申請書の作成及び法的サポートなど柔軟にかつ迅速に対応しております。
あわせて、金融機関の残高証明書の取得、口座解約・払い戻しの手続きも行っています。
初回相談無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
- 相続手続きの依頼先は、各種士業や会社などの特徴を活かして選びましょう。
- 不動産の名義変更手続きが必要な場合は、司法書士への相談をおすすめします。
- 初回無料相談なども含めて、費用は事務所ごとに違いますので、面談時に費用に関して確認しましょう。
- 依頼にあたっては、費用だけではなく、何でも相談できそうな司法書士かという印象も大切かもしれません。